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国民の生命の軽視と亡国の財政制度等審議会「ワイズスペンディング(賢い支出)」 [岸田内閣]

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国民の生命を軽視と亡国の財政制度等審議会「ワイズスペンディング(賢い支出)」

政府公表の「骨太方針 2021」では「歳出全般について、徹底したワイズスペンディングを実行するとともに」と謳われ、財政制度等審議会「財政健全化に向けた建議」でも「データに基づく政策立案を徹底し、ワイズスペンディングの考え方で効果的・効率的な予算とすること」と記されています。

この経済財政政策に決まって登場する言葉に「ワイズスペンディング(賢い支出)」は、国民の誰しもが異の唱えようがない言葉です。

なお、この「ワイズスペンディング(賢い支出)」には、効果的・効率的な予算生産性向上が不可欠ですが、この目的には、物理的な話のみならず当然に人々の「豊かな生活」をも意味すべきものでもあります。

即ち、生産性が上がらない限り、豊かな(あるいは「余裕ある」)生活は不可能を意味します。

しかし、この生産性の向上には、技術開発やインフラ整備などは、期間とコストが必要になり、且つ、この為のあらゆる投資が「本当にその効果が出るのか分からない」わけです。

設備投資や人材投資も同じですはが、でも、このリスクを含め、これをやらなければ生産性の成果が得られないのが投資です。

従いまして、その際に民間企業は、事前に「効果」の推測をし、投資をしたとして、利益が生じないものでせあれば、取り止め、企業は倒産を回避します。

では政府は如何でしょうか。・・・・・

昨今関心事の防衛予算について、政府の経済財政諮問会議の民間議員が、生産性の見込みのない防衛費は、国民の賛同が得られぬものとして、防衛費の「ワイズスペンディングの徹底」などと言い出し、この予算増案を引っくり返ってしまいました。

さて、この防衛費に限らず、安全保障関連の予算で、ワイズスペンディングを追求するなら、防衛安全保障を担保する将来的有事必須要件の「何時、どの敵国が、どの程度の軍事力で、いかなる手段で、どのルートから侵略してくる」を「事前に」正確に確定させなければなりません。

まして、防衛に限らず、多くの非常事態の発生は極めて短く、非常事態発生後に、各種安全保障サービスの供給能力を確保しようとしても、絶対に間に合わないことは、自明の理です。。

日本国有事は、その可否を含め、誰しもが確定できることではなく、故に、安全保障も成立せず、ワイズスペンディングなどは論外であり、的外れの論議です。

安全保障の需要は、可能な限り「想像力」を働かせ、「最悪の非常事態」が発生しても国民を守る必要があのが安全保障で、ワイズスペンディングの出る幕は無いことです。


さらに言えば、防衛力を強化した結果、軍事バランスが保たれ、戦争が起きなかった場合、「政策効果」は図りようがない。安全保障分野においては、「需要を発生させないこと」も政策効果になるわけですが、何しろ需要が生末じなかった」わけで、数値的な効果測定は不可能です。

というわけで、「ワイズスペンディング」という用語を使った以上、経済財政諮問会議の民間議員は、安全保障について全く理解していないことになります。

この手の安全保障に関する無理解は、大げさでも何でもなく日本国を亡国に追い込む。賢いワイズスペンディングという愚かな中身の、なかなか響きの良い言葉は、「安全保障」分野では成立し得ないという現実を理解し、私達国民一人一人が、自分の生命を自分で守るために、この危機下でもなお平和ポケ、口だけ、格好付け、政府と審議委員達の無能と無責任な亡国主張を、断固拒否と決議撤回抗議が必須であり、日本の生末を間違わないものにしなくてはなりません。


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