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次世代エクソソーム最新治療 (1) [最新治療]

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次世代最新治療はエクソソームの活用による治療です。

エクソソーム(Exosome)とは、多くの細胞から分泌されて血液(血漿、血清)、尿、唾液、母乳など様々な体液中に存在する細胞外小胞(Extracellular Vesicles; EV)の一種で、体液だけではなく、多くの細胞株の培養上清にも放出さるエクソソームの他の細胞にも取り込まれ特徴を有することで、細胞間の情報伝達を担うと言われています。

エクソソームは、その内部に核酸やタンパク質を含んでいますが、その核酸(miRNA等)がエクソソームを介してもう一方の細胞に伝達される機能が報告されており、エクソソームは細胞間のコミュニケーションツール(情報伝達)の役割を担っていると考えられています。

バイオマーカー(biomarker)とは、その大きさは直径30~150 nmで、ある疾患の有無、病状の変化や治療の効果の指標となる項目・生体内の物質を指し、バイオマーカーとして使用されるものは、主に血圧、心拍数や心電図、血液中に測定されるタンパク質等の物質といった生体由来のデータとなります。いずれも薬理学的な反応指標として、客観的に評価できる項目・物質であることが、その条件となります。

バイオマーカーの種類・用途
バイオマーカーは、イメージングマーカー(CTやMRI検査結果)や分子マーカー(血液中の物質など)、腫瘍マーカー(がんの進行に伴い増加する特定の物質)などで、疾患の診断、状態の評価や予測に用いられるのみならず、医薬品開発(新薬の探索研究や臨床試験など含む)においても利用されています。

その目的に応じて以下のような種類があります。
診断マーカー:疾患の診断に用いる。
予後マーカー:疾患の経過を予測する。
薬力学マーカー:薬剤(化合物)の作用機序を見る。
予測マーカー:特定の治療による効果を予測する。
モニタリングマーカー:疾患の判断や治療への反応を見る。
患者層別マーカー:薬剤(化合物)に関連した特定の分子を発現している患者を選別する。
安全性・毒性マーカー:薬剤(化合物)の安全性、毒性を評価する。
つづく。

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