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【夕張パラドックス】医療行為をしないほうが死ぬ人は減る !! [寿命]

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日本でも、医者いらずのほうが、寿命が延びた例はあります。その有名な例として挙げられるのが、「夕張パラドックス」でしょう。

北海道の夕張市が2006年に財政破綻したため、市民病院の廃止で、19床の診療所となったため、夕張市民は病院で医療行為を受ける回数が格段に減りました。

病院に行けないのであれば死者数は増えるのでは……と思われるところですが、なんと夕張市では、三大疾病の、がんで死ぬ人と心臓病で死ぬ人、脳卒中で死ぬ人の数の全てが減り、老衰で死ぬ人の数だけが増えたのです。

町から病院がなくなったら死ぬ人が減った…国際医療福祉大学院教授和田秀樹は、「日本の高齢者医療」の深すぎる闇の医者いらずのほうが確実に長生きできる。と指摘しています。

日本のような集団検診が義務化されているのは、日本と韓国くらいで、欧米ではいち早くこの事実に気が付き、集団検診は廃止になっています。

2019年2月の日経新聞の報道によれば、OECDも日本の集団検診には見直しを求めているほどです。この事実について、もっと多くの日本人は知っておくべきではないかと私は思います。

前記の夕張市の事例は、医療行為をしないほうが死ぬ人は減るし、病気にならずに老衰で死ねるという疫学的な根拠になったといえます。

更には、コロナ禍でも医療行為をしなかったゆえに熱があったらコロナだとみなされ、病院に拒絶されることが多かったのですから。がありました。新型コロナウイルス感染症が日本にやってきた最初の年である2020年で、実は日本全体の死者数が驚くほどに減りました。2020年は死亡数が約138万人で死亡数は11年ぶりに減少したのです。

本来、少子高齢化が進んでいますから、死者数は毎年増えるはずなのに、2020年は前年より死者数が約9000人も減ったのです。

これらの事実から、医者が無理やり病気を作り出しているのではないか?という疑問が出てきます。多くの方は、コロナ禍には人がバタバタと亡くなっていったと思いがちですが、熱があるとコロナだと見做され、病院に拒絶されることが多かったために、コロナの流行でで医療機関に行かなくなった患者がものすごく増えて、死者数が激減したのです。

その後の2021年と2022年は、史上最大の死者数を更新しました。これは、以前と同じように医者の治療を受けていたら死んでいた人たちが、一年間寿命が延びた結果だと考えると、医者に行かなければ一年くらい寿命が延びるという大きな推定根拠になったのです。

そして、もう一つの特徴は老衰が大幅に増えていることです。これも医者に行かないと、病気で死なないで自然に死ぬことができるということでしょう。

医者が無理やり病気をつくった結果、本来は治療しなくてもよい人が治療する羽目に陥っているケースが驚くほど多いことが、これらの事例からよくわかるのではないでしょうか。

【関連記事】和田秀樹『医者という病』(扶桑社新書)
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