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関節リウマチの原因たんぱく質を特定?正規の発見か!! [リウマチ治療]

関節リウマチで苦しんでいる人は、従来から多数おられますが、その原因物質の特定は困難とされ、
リウマチは対症療法が主な治療法となっています。


国内の関節リウマチ患者は、70~80万人と言われ、特に女性に多い疾患で、発症しますと急速に
悪化する傾向にあります。


その関節リウマチとは、体内の免疫細胞のT細胞が、元々の体内物質を異物(抗原)と見做して反応し
攻撃するもので、関節の痛みと関節の破壊を進行させる疾病です。


しかし、この抗体が特定されていませんでした。

京大再生成医学研究所の伊藤能永(よしなが)助教授の研究チームは、このリウマチで手足が変形する
原因となる蛋白質を特定したことを発表し、その論文は17日に、米国科学誌のサイエンスにされたのです。


研究チームはマウスの実験で、免疫異常を起こすマウスの血液をから、T細胞が度タンパク質に反応する
かを分析し、これが、蛋白質「RPL23A分子」であることを突き止め、リウマチ患者374人の血液では、
約17%(64人)が、この蛋白質に対する免疫反応があったとしています。


伊藤助教授はこれらの実験から、「今回特定できたタンパク質に反応するT細胞が取り除ければ、
治癒に繋がる可能性がある」と示唆しています。


この治療法が確立した場合の患者に対する恩恵は、計り知れないものとなりましょう。



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