火の鳥ジャパン 中国の強さに完敗

バレーボール女子ワールドGPの日本での最終日12日､18時からさいたま市記念総合
体育館で開始され、火の鳥ジャパン(４位)は、昨年の世界選手権準優勝の中国(３位)
中国との対戦です。

第1S(セット)開始から中国のパワーバレーに圧され、1Sを11-25の大差で落とします。
気持ちを切り替えた火の鳥は、第2Sを接戦で、25-21で奪い開始、これからと思われ
ましたが、第3Sを15-25、第4Sを17-25と連続して落とし、SC 1―3で完敗でした。

1人ジャパンのエース、木村、古賀、宮部の攻撃は、完全にマークされ、こと如く
中国のブロックに阻まれ、高さと強さ、巧さとその層の厚さの中国に歯が立たない
内容でした。

天才少女の古賀、宮部にトスを集めたことも、中国を容易に守らせた要因ですし、
それより、大柄でありながら、火の鳥ジャパンより、多彩で速い攻撃力を持ち、
これに火の鳥が対応できなかったことが在ります。

これで、中国は6連勝で勝ち点18、火の鳥ジャパンは3勝3敗で勝ち点は10となり、
リーグ優勝は絶望的と言えます。

１次リーグは、16～18日の香港大会で最終週となりますが、火の鳥は、米国、中国、
タイと戦います。
若い火の鳥は、これら世界の強豪との闘いを通して、多くを学んでいることで、
未完成の新生火の鳥ジャパンの進化に、必ず繋がるものと確信します。

タグ：火の鳥ジャパン 中国 バレーボール女子ワールドGP

火の鳥ジャパン（世界ランク4位)vsドミニカ共和国（世界ランク6位)

火の鳥のドミニカ共和国戦は、身長の差とサーブをレシーブでカバーすることが勝利へのカギとなりますが、火の鳥は、前回のイタリア戦のぎこちなさが消えて、最初から各選手の流れと勝利への意欲が感じられました。

試合は、レシーブのミスが少なく、セッターへ、そして攻撃にと流れが繋がり、また、守備の面でも、ドミニカのアタックをブロックするなど、日本は得点を重ねて先行して行きます。

この結果は、第1S(セット)25-19、第2Sは25-12、第3Sは25-15のストレートで勝利を
収め、これで3勝2敗とします。

この試合では、前試合で活躍の古賀を休ませ、宮部をフル出場させ、また、前試合
で不調であった長岡の復調、さらに、セッターのアタック陣を散らしたトス回しや、
サービスエースも重なり、この試合の火の鳥は、圧倒する力を見せました。

しかし、この調子が次の「中国」でどの様に働くか、わくわくドキドキしますね。

タグ：火の鳥ジャパン FIVBワールドカップ2015女子 ドミニカ共和国

凄すぎるバレー界初 10代の日本代表2人古賀紗理那と宮部藍梨

今大会の注目は、あのメグとカナ以来となる10代コンビの誕生で、19歳の古賀紗理那と
16歳の現役高校生、宮部藍梨。日本バレー界に新たな歴史を刻む二人に注目!です。

古賀紗理那は、小学2年の時、お母さんにバレーを進められ、JOCジュニアオリンピック
カップ第25回全国都道府県対抗中学バレーボール大会で、最も将来が期待される選手に
贈られるJOC・JVAカップを受賞し、姉､麗那選手の影響で､共にオリンピックを目指そう
と誘われ、熊本信愛女学院に入学し、同学院を準優勝に貢献した逸材で、今回この19歳
の高校生が、全日本選手に選出されました。

片や宮部藍梨(あいり)は､ナイジェリアの父を持つハーフで、中学1年で､姉の金襴会高校
バレーに所属して、中学時代には「第27回全国都道府県対抗中学大会（JOCカップ）」
で「JOC・JVAカップ」受賞し、現在同校で、オリンピックを目指して練習を重ねており､
今回のアジアユースではキャプテンとして、日本の優勝に貢献する、16歳、181cmの
長身からの強烈なスパイクを持つ、身体能力に優れた逸材です。

この凄い能力を持った2人の逸材が、この大会で大いに力を与えてくれることでしょう。

タグ：日本代表バレー 宮部藍梨 古賀紗理那 火の鳥ジャパン