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米韓合同軍事演習中止の疑惑 [トランプ大統領]

去る12日の米朝首脳会談後の記者会見で、米韓合同軍事演習を「戦争ゲーム」と呼んで、北朝鮮との非核化交渉が続いている間は、この米韓合同軍事演習を中止する意向を語りましたが、これを受けて、米政府は定例の8月に予定されている米韓演習「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン」の中止を、近く発表すると、14日、米CNNが報道しました。

これに関して朝日新聞の取材に、米国防総省の報道担当者は、「国防総省は大統領の意向に沿うオプションを提供するためにホワイトハウスと連携して取り組む」と答えたと言います。

但し一方で、ポンペオ米国務長官は14日のソウルでの日米韓外相会談後の共同記者会見で、「北朝鮮が完全に非核化したことを我々が確認するまで制裁解除はない」と言明しています。

これらの発言で、内外に議論が巻き起こっていますが、強硬発言のトランプ大統領が、何故北朝鮮が非核化の具体的な実現日程などの合意もないこの段階で、北朝鮮の、我が国に対する重大な挑発と非難していていた米韓合同軍事演習の取りやめを、いとも簡単に言及したのか。

大きな疑問が残りました。

これに関し、大統領の記者団に対する説明は、膨大な演習経費の削減ができる。と交しています。

なお、他方でポンペオ米国務長官は、同日に中国も訪れて王毅(ワンイー)国務委員兼外相と会談しての共同記者会見で、「我々(米中)は北朝鮮の非核化後に制裁緩和をするという点を明確にした」と述べましたが、王氏は、この点に言及がない中で、「大きな目標は完全に一致している」と、両者の波長の合わない会見内容となっていますが、結論は、非核化の手順について「詳細に議論する必要がある」と結んでいます。

これらちぐはぐな会談結果を要約しますと、米国が、北朝鮮の言い分の米韓合同軍事演習中止を受け入る「貸し」を与え、これを、北朝鮮の非核化実施を見極める大きな切り札として、次の決断のための一手の、賭けに出たと言えます。


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トランプ米大統領の不法差別恩赦 [トランプ大統領]

トランプ米大統領は25日、裁判所の命令を無視して差別的な不法移民の取り締まりを続け、法廷侮辱罪で有罪になったアリゾナ州マリコパ郡のジョー・アルパイオ元保安官(85)に恩赦を与え、国内識者の批判を浴びています。

恩赦のアルパイオ氏は、強硬な移民排斥論者として「全米最強の保安官」として知られ、交通取り締まりなどを使って不法移民を検挙し、砂漠に張ったテントに収容するなど、徹底した移民排斥と、白人優先主義者です。

アルパイオ氏は昨年の大統領選で、トランプ氏を支持の演説を行うなど、トランプ氏の熱烈な支持者で、この様な差別主義を擁護するトランプ氏の恩赦は、米国で初めてであり、この大統領の姿勢に批判が出ていますが、トランプ大統領を強力に支持した、アパラチア地方の白人至上主義をかかげる団体はその活動を活発化しており、抗議デモとの衝突も起きて、白人至上主義団体側の男がデモ集団に車で突っ込み、女性弁護士を殺傷する事件となっています。

トランプ大統領の大小の人種差別姿勢は、今国内でも国民に大きな分裂の危機を見せ始めています。



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