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パパの服と一緒に洗濯しないで!体臭の科学 [体臭]

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人の嫌なことを面と向かって言う人は、滅多にいません。

社会生活の中で、「今日は体臭が臭いですね!」 とか、「口臭が匂います」
とか、他人は気がついても殆んど口に出さずに、それを避けています。

今回は、この体臭にフォーカスをあてて話をします。
体臭は、頭皮や胸元などの皮脂の分泌量が多い場所から強く臭ってきます。
特に加齢臭の原因は、2−ノネナールが原因物質として紹介されています。

襟元から香ってきた匂いが、タバコの臭いや、生ゴミのような臭い、その他腐ったリンゴのような
匂いなどがありますが、これは他人に、可也体臭のキツい人と思われる可能性があります。

例えば、貧血気味の女子学生の横を通っただけでアンモニアっぽい匂い(頭皮からもする)や、
ビタミン不足や運動不足だと、生ゴミのような香りがします。

鼻が良い人は、生理中かどうか(経血の匂いではなく)や、排卵日さえ分かる人もいるそうです。

またその他に、病にも固有の多くの匂いがあり、癌はホルマリン固定された肉の臭いや、瘡蓋の
臭いや、松ヤニと死体を混ぜたような臭いとも表現されますし、ジフテリアは代謝不良からケトン
体からか、特に汗が独特の甘い芳香性を持つようになりますし、リュウマチでは、ツンとくる独特
の酸っぱい匂いがします。
更には、統合失調症も刺すような目と鼻にくる独特の臭気があることで知られており、最近は
「鬱病」にも独特の香りがあると言われております。

これらの栄養不良や、睡眠不足、喫煙、飲酒、病気、麻薬、諸々の不健康要素がありますと、
夫々の症状別の匂いが分泌され、その人の固有の匂いに加味された匂いが出来上がるわけです。

この2−ノネナールが生み出される材料の1つとして、皮脂から来る9−ヘキサデセン酸という
ものがあります。

皮脂の主成分はグリセリン脂肪酸エステルですが、グリセリン脂肪酸エステルには何十という
種類があって、それらの匂いや分解物の匂いから「体臭」というものが指紋のように個々に形成
されています。

イヌなど臭覚の鋭い動物は、この「嗅ぎ分け」ができるわけです。
そうした匂いをマーカーした診断を行う犬のトレーニングなどが、アメリカなどで研究されています。

こうした匂いは、我々人類が穴蔵生活をしていた時代、繁殖のための相手を選ぶのに臭いを
頼りにしていたようで、男の匂いは、特に若い女性と年増の女性は鋭敏に嗅ぎ分けることができます。

女性は繁殖可能な年齢になると、特に近親者の匂いを嫌うようになると言われ、これは進化の
過程で、近親交配を避けるために獲得した能力の1つと言われています。

「お父さんの服と一緒に洗わないで!!」と娘さんに言われたお父さんは、ショックですが、これは、
娘が立派なメスに成長したことの現れなのです。


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