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錦織圭マドリード大会初戦を危ふい辛勝 [ATPマスターズ1000]

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錦織圭は(第6シード)は、マドリード・マスターズの第2回戦から出場し、その初戦を、
世界ランキング31位、過去対戦成績1勝1敗の、ファビオ・フォニーニ(イタリア)と
4日対戦しました。

ファビオ・フォニーニは、最近の大会で強豪ラファエル・ナダルに3勝している相手です。

試合は、ファビオ・フォニーニのサービスで開始されましたが、フォニーニ持ち味の
1stサーブと右の強打が決まらず、ラリー戦で錦織が競り勝ち、第1Gを簡単にブレーク
します。

その後も錦織がリードして更に第3Gもブレークします。
が、第6Gが山場となり、錦織のサービスで3度のジュースのせっせんとなりましたが、
これを制して、第1Sを6-2で取り、先行きが明るいと感じられました。

しかし、第2Sに入り、フォニーニの左右の鋭い攻めのラリーが冴え、錦織は防戦が多く
なり、試合は、フォニーニの攻勢で推移します。

押され気味の錦織は、第8Gでミスショットが多発し遂にブレークを許し、第2Sは、
3-6で敗れ並ばれます。

第3Sもこの流れが続き、錦織のサービスゲームを苦労して凌ぎますが、遂に決定的と
言える終盤の第7Gでブレークを許します。

錦織はこの流れを変える必要から、リスクを背負って先手の攻勢に転じ遂にぎりぎりの
第10Gをブレークバックし、最終フォニーニのサービスの第12Gの激闘を競り勝ち、7-5
で勝利を収めました。

この試合は第2Sより、ラリーを得意とする錦織が、終始フォニーニの猛攻に大苦戦の
守りの展開で、漸く最終間際で錦織らしさの攻めが出て勝ちを呼び寄せた試合でした。

今季マスターズの制覇に挑戦する錦織ですが、今日の苦戦から次の6連敗中のガスケとの
勝負が、大きなカギになると思われます。



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