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社会のキーワード「家事ギャップ」 [結婚]

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新しい造語「家事ギャップ」がニュースとなりました。

何のことかと見て居ましたら、「家庭における家事の夫婦間の分担やその相互間の満足度のギャップ」という事でした。

このニュースを見ていて、ここ20年の日本の夫婦生活形態の変化が急速に進んでいることが見られます。

その一番顕著なものは、個々の職業での共稼ぎ形態でしょう。

30年前の日本の企業は、退職までの生涯就職として、社員の家族生活の社会的責任を持ち、一つの企業家族としての社員処遇がありましたが、政策で退職金制度も崩れ、最近では年金制度も縮小される中で、一時雇用を利用する産業構造で賃金も低下し、男女個々に生存のため働く場が必要となり、近年は「女子の社会進出」の聞こえの良い呼び名で、女子が労働に加わり、結果、夫婦の共稼ぎ家庭が急増してきました。

この共稼ぎの家庭で、互いの働きで外出時の共有する家事に、互いで受け持つ家事の時間や内容そしてその質などで生ずる、互いでの依存度や期待値の不一致感が、多いことからクローズアップされて、社会テーマ「家事ギャップ」として、取り上げられたものでしょう。

しかし、このテーマで夫婦二人家庭の相互ギャップは、「夫婦間不和」とか、「離婚」などがそのテーマとなることから、「家事ギャップ」は、その深度に、「子供の存在」があり、「育児休暇」などでの「家事ギャップ」がそのテーマ―で、より深刻な問題を抱えているように思えます。

ここで見えてくる問題は、男女の特性の違い、知識や性格の違い、諸技術の違い、得手不得手の違いなどがあり、例えば「幼児の面倒」一つでも、授乳やおむつ替え、お守りの仕方、諸々の衛生的対応などの、それなりの子守の忍耐と経験が必要になるでしょうし、子供が成長するごとに、更にその育児の領域は広まり、困難さや悩みなども生じるなど、多様で多種の「家事」の、夫婦相互の「家事ギャップ」が存在することは、容易に察しが付くことです。

さて、ここでその評論ではなく、少しでも多種の「家事ギャップ」を少なくする解決法が必要で、そのための方策としてのが、夫婦間の「家事連絡ノート」があります。

この「家事連絡ノート」で、互いに家事のギャップでの、不備や欠点を突き合うのではなく、共にその弱点を解決する知恵と助けを出し合うことで、より、相手の悩みや行動を理解でき、それが相乗効果を高めて、更なる支援や信頼の増幅に繋がる「ギャップ解消のツール」になると紹介されていました。

現代のこの「家事ギャップ」を、その夫婦のテーマとして共に前向きに捉え、継続して取り組むことが出来れば、その家庭は、将来素晴らしい幸せな家庭づくりに繋がると容易に推測できましょう。


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