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FIVB バレーボールネーションズリーグ2021 女子 日本対セルビア 予選ラウンド最終戦 [FIVBネーションズリーグ]

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昨日の試合でファイナルラウンドへの出場権を獲得した日本は、予選ラウンド最終セルビア戦に、これまでのスターティングメンバーを大きく代えた新メンバーで臨みます。

【第1セットのスタメン】
アウトサイドヒッター:7.石井 優希。11.鍋谷 友理枝。21.林 琴奈
ミドルブロッカー:10.芥川 愛加。13.奥村 麻依。
セッター:20.関 菜々巳。
リベロ:15.井上 琴絵。

第1セット
主にサイド攻撃を展開するセルビアに対し、序盤から、ブロックでプレッシャーをかけ、スパイクミスを誘い奥村のサービスエースや鍋谷のスパイクなどで1回目のT.T.O(テクニカルタイムアウト)を、8-1として、一気にこのセットの主導権を握ります。その後も芥川のブロード攻撃や石井の相手コートの穴を突くフェイントなどで5連続得点し、14-3とし、相手に一切の隙を与えず、鍋谷のブロックアウトで2回目のT.T.Oも16-5と、主導権が続きます。終盤に向けても、関の絶妙なトスから芥川のBクイック、鍋谷のサービスエースなど、ミスの少ない緻密なバレーで得点を重ねて20-8の大差から、最後は関手のサービスエースで25-12で、日本が第1セットを先取しました。

第2セット
このセットも第1セットの流れで、日本は、鍋谷のサービスエースや林のダイレクトスパイクなどで5連続得点し、7-2と序盤から主導権を握った展開で、1回目のT.T.Oを、8-3とリード。後、中盤に、セルビアのスパイカー陣が徐々に調子を上げ得点し、流れを変えるかと思われましたが、石井の針の穴を通すようなストレートスパイクや、サイドアウトの応酬で、日本の流れを戻し、鍋谷のブロック得点から、セルビアの連続ミスで2回目のT.T.Oも16-9とリードを保持します。日本は更に、林の鋭いスパイクや石井のブロックアウトなどで得点を重ねて18-13とします。後、相手の焦りからミスが続き、20点目に、その後も奥村の自らサーブレシーブからのクイック攻撃や、サービスエースで3連続得点し23-16に、しかし終盤の日本のアタックミスと、セルビアのサービスエースで連続失点して、24-22まで詰め寄られます。
ここで、日本はタイムアウトを取り、集中力を高めた日本は、最後を林がブロックアウトで25-22で決めて、セットを連取し、この試合を王手します。

第3セット
このセットも、これまでの流れに乗り、この試合をものにしたい日本は、序盤から、両ミドルブロッカーの芥川のサービスエースや、奥村のキルブロックなどで奮闘し、得点を一気に7-1とリードと広げます。
その後も、セッター関の相手ブロッカーに的を絞らせない巧みなトス回しで得点を広げ、更に、林のサービスエースや石井の1枚ブロックでのシャットアウトも加わり、序盤に、7-2から怒涛の7連続得点を挙げ14-2とさらにリードし、中盤は芥川のブロード攻撃で、2回目のT.T.Oは、16-4とします。しかしその後に、セルビアの猛反撃で5連続失点を喫し、中盤2点差に攻めよられる場面がありましたが、石井の相手の意表を突くフェイントで反撃を切り、相手のスパイクミスにも助けられて19-8で、終盤を迎え、終盤はミスを出すことなく、鍋谷のスパイクや林のブロックアウトで得点を重ね、最後は石井がスパイクを相手ブロックにねじ込み、25-15で勝利し、セットカウント3-0でセルビアに勝利しました。

この新メンバー構成の見事な勝利で、予選ラウドを12勝3敗で3位となり、日本のファイナルラウンドへの弾みとなる勝利でした。

石井優希選手【コメント】
「今日は、今までなかなか出番がなかったメンバーで初めて作ったチームだったが、このようなゲームで終えられて良かった。試合内容としては、日本のサーブが序盤から走って、相手にコンビネーションを作らせなかったことが大きな勝因だったと思う。ファイナルラウンドはトーナメント戦で、これからの3日間の過ごし方がとても大事だと思う。コンディションを整える選手は整えて、練習でも今日も含めたコンビネーションの精度やサーブレシーブの連携、一つ一つの質などの細かいところを調整して初戦に臨みたいと思う」と、勝因を的確に語っています。

予選ラウンド最終結果
1位: アメリカ 14勝1敗  ※ファイナルラウンド進出
2位: ブラジル 13勝2敗  ※ファイナルラウンド進出
3位: 日本 12勝3敗  ※ファイナルラウンド進出
4位: トルコ 11勝4敗  ※ファイナルラウンド進出


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