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全豪オープン[車いすテニス女子シングルス決勝]上地結衣 [全豪オープン]

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全豪オープンでの相手は、今回もディーデ・デフロートとなった。
通算59回目、四大大会で18回目となる両者の対戦でも屈指の好試合だった。「スコアでなかなか表現はできてないが、終始攻めていたのは自分の方だと思う」。

○ディーデ・デフロート(オランダ) 7-5,6-4 ● 上地結衣


上地の言葉は強がりではない。ストロークで追い込み、デフロートがトップスピンロブで逃げる場面が目立った。攻撃的なリターンで重圧をかけたことで、相手のダブルフォールトは14本まで増えた。昨年の全米から増やした、左利き特有の逃げていくサーブも効果を発揮した。だが、結果的にデフロートの守備が上地の攻めを上回った。

今回も崩しきれなかった、というのが上地の実感だ。相手のトップスピンを、上地は「最悪(弾道を)上げればいいとか、高いところで私に取らせればいいという余裕の表れ」と受け止めた。「彼女を苦しめている場面ももちろんあるが、何でもないミスとか、あせりとか、そういうのがない」。もっと厳しく攻めて、もっと動揺を誘うことができれば。その、あと少しが足りなかった。「小さいところを詰めていく」。そうして攻撃の精度を上げる。車いすテニス女子で史上最多タイの21度目の四大大会タイトルを獲得した女王を攻略するには、苦労してつかんだ糸口を広げていくしかない。


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