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坂本怜が四大大会全豪オープン車椅子テニスジュニア男子シングルス決勝で初栄冠。 [全豪オープン]

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【1月27日 第14日】
ジュニア男子シングルス決勝で第4シードの坂本怜がノーシードのヤン・クムスタト(チェコ)を逆転で下し、男女を通じて日本勢の全豪ジュニア初制覇となった。四大大会ジュニアでの日本男子のシングルス優勝は19年ウィンブルドンの望月慎太郎以来で、史上二人目。

[ジュニア男子シングルス決勝]
○坂本怜 3-6,7-6(2),7-5 ●ヤン・クムスタト(チェコ)

坂本が逆転勝ちで四大大会ジュニアの初栄冠を手にした。タイブレークの末に第2セットを取り返すと、最終セットは5-5から相手のサービスゲームを破り、そのまま押し切った。第3セット終盤の競り合いを坂本は「自分を信じることしかできなくて。相手のサーブが良かったんで、入らないように祈った。やれることをやろうっていう感じだった」と振り返った。

昨年の四大大会ジュニアでは3回戦進出が3度。ベスト8の壁に阻まれた。大きく伸びたきっかけは昨秋、日本で3大会に出場したチャレンジャーだ。ナショナルチームのコーチらに指導を受け、サーブからの「3球目」など早い攻めを覚えた。「自分のテニスがすごく変わった。フォアハンドも全部(のショット)のレベルが上がったかなと思う。オフシーズンにさらに取り組むことができて、自信がついた」。奪ったエースは6本で相手の25本に及ばなかったが、早い攻めが功を奏し、ファーストサーブ時のポイント獲得率は80%と相手の79%をわずかに上回った。
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