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健康はミネラルで支えられる [健康長寿]

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ミネラルとは、生体を構成する主要な4元素(酸素、炭素、水素、窒素)以外のものの総称で、無機質ともいいます。代表的なものはカルシウム、リン、カリウムなどです。

ミネラルは体内で合成できないため食物として摂る必要があります。不足した場合は欠乏症や様々な不調が発生しますが、摂りすぎた場合にも過剰症や中毒を起こすものがあります。

ミネラルは、互いに吸収や働きに影響をあたえ合うことがあるため、バランスよく摂ることが求められます。

身体の主要な五大栄養素は、体液という溶媒のなかで、常に密接な相互関係をたもって細胞・生体の機能を発揮させており、体液はホメオスタシス機構により常に一定のミネラルバランスを保っています。

体液としての水成分、体液バランスの基本としての三大栄養素(たんぱく質、炭水化物、脂質)の代謝調節因子として、(ミネラル、ビタミン栄養)は、非常に微量で、三大栄養素以上に大きな働きを担っています。

生物体の85%は水であります。生体の構成単位である細胞にはいっぱい水を含んでいます。細胞がどれだけの水分を含んでいるかということが、若さ、元気さ、生命の証であります。赤ちゃんの皮膚はみずみずしく、歳をとると、細胞の水分が減って、細胞は老化します。生命は水と共にあり、水分が十分に有るということが生きているということであります。

では、水だけあればいいのでしょうか。水は生命を司る体液の溶媒として存在しており、体液はミネラルをはじめ多くの栄養成分を常に良いバランスで保ち、生命維持の泉となっています。

生き物の栄養の原点・有機物は、言うまでもなく、植物が土壌から吸い上げる水とミネラル、及び太陽光線から造られます。この有機物があって、初めて、われわれ動物の生命が育まれます。

水がすべての生命の根源であること、そして、その健康長寿を支える生命の泉のもとは水に豊富に含まれる栄養素・ミネラルであることを改めて考えさせられます。

哺乳動物の栄養素として必須性が証明されているミネラルは、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、リン(P)、ケイ素(Si)、バナジウム(V)、クロム(Cr)、マンガン(Mn)、鉄(Fe)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、亜鉛(Zn)、砒素(As)、セレン(Se)、モリブデン(Mo)、錫(Sn)、ヨウ素(I)、鉛(Pb)、フッ素(F)、ルビジウム(Rb)の22種類です。そして、多分必須であろうと考えられているが、まだ必須性が証明されていないものに、リチウム(Li)、ベリリウム(Be)、ホウ素(B)、アルミニウム(Al)、ゲルマニウム(Ge)、臭素(Br)、ストロンチウム(Sr)、銀(Ag)、カドミウム(Cd)、アンチモン(Sb)、セシウム(Cs)、バリウム(Ba)、タングステン(W)、金(Au)、水銀(Hg)等があります。

「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リンを多量ミネラル、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンを微量ミネラルとして、基準を設定しています。



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