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与野党の国民をダシ(政争の具)に裏金問題攻防で政権交代劇の愚 [岸田内閣]

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今国会は、自民党の派閥パーティーによる裏金問題という突発事故が発生したため、1月29日に「政治資金等に関する集中審議」を行ない、翌30日に岸田文雄首相が施政方針演説を行なうというレアな日程となりました。

国会は現時点で、何よりも能登半島地震の被災者救済と被災地復興を最優先しなくてはと思いながら29日の国会中継を聞いていました。

今日も「政治資金等に関する集中審議」は、今回も国民の名を使った、野党夫々の思惑の下剋上質疑で、岸田自民党を攻撃し、護権で連立の公明党からも厳しい質疑が続きました。

防戦一方の岸田首相は、「検討する」「議論する」と、ひらき直りとも取れる何時もの答弁で終始します。

即ち、「被災地が大変な時に、この国の国会議員たちは、一体何を考えているのか?何が目的なのか?」と絶望感に駆られました。

只、最後に登場した「れいわ新選組」の山本太郎代表だけが、、短い持ち時間の全てを、裏金問題などには全く触れずに、「被災地への緊急対策」のために質疑してくれたのです。
、、
それも、徹底的に調査し、「資料」を準備し、とても分かりやすく、被災者の立場、国民の立場に立った素晴らしい質疑でした。

この質疑で、岸田首相と政治家がどれほど無能で無策で無責任か、それを証明してくれたのです。

山本太郎代表:れいわ新選組の代表、山本太郎です。資料1、能登半島地震後、総理は「被災者の皆さんが1日も早く元の生活を取り戻せるよう先頭に立つ」とご発言。(問)総理、この言葉に嘘はないか、イエスかノーかでお答えください。

(答え) 岸田文雄首相:当然、嘘はありません。

(問 )山本代表:岸田政権下での主な自然災害は11件、激甚災害は9件。これらの災害においても、総理は被災者が1日も早く元の生活を取り戻せるようこれまでやって来た、ということでよろしいですか?

(答え) 岸田首相:政府として対応すべきことを検討し、実施に努めてまいりました。

山本代表:岸田政権下で起こった自然災害では、今も生活再建できていない被災者が大勢います。(資料2、能登半島は去年5月にも大規模地震に襲われ、珠洲、能登町、輪島などで住宅被害が1417棟)。早急の復旧を願います。

被災地は、一刻も早く、通常の生活が出来る日を願い続けているのです。
国会手の政争は、常に存在することですが、大災害で命が傷む国民と国土は、最緊急課題です。これが外敵の国土への攻撃や上陸であっても、裏金問題に終始するのでしょうか? 政治家の資質の劣化と共に、国民の民力も劣化していることを自覚させられます。



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