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日本を幸せに「不登校生の増加」を考える [不登校]

日本の小中学生の不登校生が急増している事実をご存知ですか。

文部科学省の調査を朝日新聞社が分析し発表した結果は、1993年の33000人に対し
2014年の10年強で、小中学生の不登校生の数が約倍像しています。

不登校生の把握基準は、「年間30日以上の心理的要因で登校しなかったもの」で、
直近の14年で見てみますと、13年度の119,617人から、122,902人と、3,285人の
増加です。

この不登校生の総登校生に占める新規生徒の割合は0.65%で、過去最高を記録して
います。又、不登校になった時期は、中学で急増している結果となっています。

この原因を、国立教育政策研究所調査の見解は、小学校クラス担任から中学校での
学科担任制など、その学校教育システムが異なることにあると見ています。

これは、中学年に上がることで、人間関係も勉強も難しくなり、進学を控え学習面の
統制も強まる中で、能力主義での学習差による焦りも増加し、自我意識や感性も強く
なることに加え、孤独感も高まり、自己肯定感が下がるなど、多くの要因が関係して
いる。としています。

不登校の自殺が最も多いのは、9月1日となっています。

専門家は、この不登校の流れは次の段階があると言います。

第1段階では、子どもは「おなかが痛くて学校に行きたくない」など、言葉ではなく体の
症状や行動でSOSを発信する。この場合、親は「学校に行きなさい」と叱ってはいけない。

第2段階では、甘えや怒りが現れる。赤ちゃんのように親から離れなかったり、「お母さ
んのせいだ」などと暴力を振るったりすることもある。これは、愛情を試す行動ですので
あり、とことん付き合うことで、信頼や自己肯定感の向上につながる。

第3段階でも感情の起伏は激しいものの、会話が成り立ち始める。
どうして学校に行かないのかを、自分で説明できるようになる。
ここでの焦りは禁物で、親は子どもの話を否定せず耳を傾けることが必要だ。

第4段階では一転して、親と話をしなくなる。第1段階に似ているが、信頼関係ができて
いる点が違う。話したいことがあれば、ちゃんと話す。
 子どもは段階を踏んで心を回復していくが、嫌なことを我慢した期間が長いほど、回復
に時間がかかる傾向にある。と指摘しています。

これらから、不登校の子供に氣づいた親は、前各段階の進行状態を観察して、身近な
関係機関を調べ助言や支援を得て、早めに緩やかで、適切な対応の心がけが大切の
ようです。



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小中学生不登校数が増加 [不登校]

文部省で行った平成26年度学校基本調査で、小中学生不登校が前年より7000人
増加して、5年連続の減少が終わり、6年振りに増加していることが判明しました。


その中身は、小学生で全国24175人中、東京、大阪、愛知の約7500人、中学生は
全国95442人中、東京、大阪、神奈川で、11700人、となっている。


これらから、都市圏の不登校率が増えていることが分かるが、中学生は37人に1人と
言う割合は、注視すべき課題である。


この問題で不登校生を支援している専門家は、昨今の「いじめ」や「自殺」など社会
問題化で、保護者の「苦しい思いをしてまで学校に行かなくてもよい」「ゆっくり進学を
考えればよい」と、子供を保護する傾向を、その理由に挙げています。


これらの背景に、学力強化、学力試験などによる競争の圧力や、学生数の減少、
教師の若年化、そして、教師の精神疾患などの問題も出てきている。


これらを俯瞰してみますと、現代社会生活での、総じて、こころの病が進んでいると
言えるのではないでしょうか。




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