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「北京の青空」の奇跡とアジア太平洋経済協力会議(APEC) [中国]

7日から北京で「アジア太平洋経済協力会議」閣僚、首脳会議が開催されますが、
その話題の前に、周近平中国指導部は、この会議を2008年開催の北京五輪に並ぶ
「最高レベルの国際イベント」として、中国の汚名の大気汚染、特に最近問題の
「スモッグ」と「テロ」に万全を期すとしています。


その中で、「スモッグ」に対しては、慢性化している自動車渋滞を、車のナンバー
プレートの奇数と偶数車に日を分けて運航する指示を出したことで、「北京の青空」
を再現して見せました。


この奇跡的手品には、北京の人々も驚いていました。


しかし、より驚いたことは、数日にして、膨大な数の車の。「スモッグの都北京」を
晴天にしたことの、政治の体制です。


他の先進国でも、この徹底した芸当は到底できないことでしょう。
これが一党体制の凄さであり、怖さです。
昭和の日本の軍国主義を思わせる指導体制です。


次の問題は、ウイグル族の反政府運動から来る「テロ」です。


1年前のウルグル族の中国天安門での車両突入事件から、継続する民族の対立は、
今でもウイグル伊地区では暴力事件が後を絶たずにいます。
この死傷者の発表はありませんが、膨大な数の死者が出ていると言われています。


このため、ウイグル族の「テロ」を常時の警戒態勢に、現在天安を訪れる観光客の
身分証明者が義務付けられました。


APECの議長国である中国が、各国の首脳級の人々を無事に迎え送り出すことが、
大国中国のメンツにかけて成功させる最大の課題となっているのです。



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