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国歌「君が代」斉唱が問われる日本(1) [ニュース]

2014年3月6日、木村ひびきさん(21)は、大阪府立高校の卒業式を迎えた式典で、「国歌斉唱」が
起立し開始されましたが、木村さんはいすに座ったままでした。

同級生が後ろから肩を叩き「起立する時」と教えてくたのですが、そのまま自分の姿勢を崩さず卒業式を終了したのです。

木村さんはその日の朝、同僚達の冷たい視線を覚悟で、「私は、今、声をあげます。不起立で意見を表明したい」と校門前でビラを配っていました。それを、友だちの多くが手に取ってくれたと言います。

木村さんは、ビラを手にした友だちが、自分のことを理解してくれていると感じ、気持ちが少し楽になったと言います。

他方に、学校の行事で全員が立ち、君が代を斉唱することに疑問を持っている先生が2人いました。

先生は、君が代を歌うのも歌わないのも、立つのも立たないのも、それぞれの自由。強制されることではない。とし、木村さんも同じ気持ちを抱いていたので、そんな自分の思いを受けとめてくれたのです。

ただその時先生は、「その考えは正しい」とも「こうしなさい」とは言ず、だまって聞いていたそうです。

そして迎えたその卒業式で木村さんと同じく、1人の先生は起立しませんでしたが、もう1人の先生は起立していたと言います。

立たなかった先生は卒業式後に処分を受け、その中旬に、定年後の再任用について「拒否」と内示されたとそうで、それを聞いた木村さんは、その理由が、思想・信条なのかは分からないと言います。

木村さんは、大阪府内の公立高の卒業式の多くは、今年の2月28日と3月1日に開かれますが、生徒の「自主性」を尊重して、「踏み絵」の苦しみを味わわせないでほしいと願っています。つづく。

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学校法人森友学園開校の話題が価格 政治の問題に飛び火!! [ニュース]

「日本初の神道小学校」として、学校法人森友学園が来年4月開校予定に関するニュースが連日報道されています。

まず、そ大阪豊中市の国有地購入価格ですが、現相場価格の実質0円で購入したこと、そして、その名誉校長に、安倍総理の昭恵夫人が就任予定と言うこと、そして、現地淀川区で有名な明治時代の回帰と思われる教育理念と教育方針の「愛国幼稚園」こと「塚本幼稚園」の幼児教育学園に、「愛国小学校」こと「森友学園」を新設すると言うこと、その背景に、認定問題や極右思想の「日本会議」が絡んでいることで、国会や関係者の物議となったものです。、

『国際戦略コラム有料版』の著者・津田慶治氏は、この明治憲法を背景とする教育理念を「明治の教育が日本の価値を上げたわけではない」と批評しています。

氏は、世界が評価する、日本国民の持つ、人の高潔さ、時間の正確さ、街の綺麗さ、人の礼儀正しさなどの日本の精神文化は、中国の道徳の「論語」と自然崇拝の「道教」、そして日本古来からの自然崇拝とが合体したのが精神文化となり、その中心を明治政府が「神道」としたものと説明しています。

この「神道」には宗教名の「神教」はなく、伝統的な民俗信仰・自然信仰を基盤に、豪族層による中央や地方の政治体制と関連しながら、徐々に成立してきた信仰で、また、推古天皇の仏教建国で日本国家の形成に大きな影響を与えたとされる道徳の精神文化と言えます。

庶民的には奈良時代から仏教が合体して、神仏合習の宗教となって継承されましたが、、明治時代に、天皇を中心とした国民統合をはかるため、全ての神社で「神仏分離」が行われて今があります。

故に、この新設の「森友学園」の教育理念は、現社会にかい離したものと評しています。

なお安倍総理は、「森友学園」と深い繋がりを持つ昭恵夫人の名誉校長については、本人の了承なしであり、且つ、辞任しているとしています。

ただ、土地の国有地購入と、「森友学園」の新設は、これらの経緯など、現在審議中となっています。

これらから見えてくることは、「愛国」の精神の価値であり、その知性と治世の葛藤です。

言うまでも無く、「宗教」「教育」「政治」は、治世に強く関係する不可分の課題で、本来の日本国と国民の誇りを保つには、精神的知性の支柱無しでは、憲法と国民の知性の支柱も定まらず、世界に尊敬される素晴らしい資質を備えた国とならないことは明白なことと言えます。



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