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錦織圭ロジャース・カップ難敵のR・ナダルを撃破しベスト4へ [ATPマスターズ1000]

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錦織のナダル戦は、過去の対戦成績は7敗0勝ですが、昨年のマドリード大会で
互角の勝負を展開していることから、今年の錦織が何処まで成長したかが問わ
れる試合となりますが、今季は、十分期待が持てる試合と言えます。

愈々注目のナダル戦の今日、錦織はコイントスを勝ち、ナダルのサービスゲームで
開始されました。

第1Sの第1Gは、ナダルが行き成り1stサーブを3本続けて勝ち、先行します。
第2G、錦織の1stサーブが決まり、ラリーもダウンザラインを決めてキープ。
そして第3Gでナダル破1stが決まらずの2ndからのラリー戦を制して、早くも
ブレークします。
第5G ナダルは、続けてダブルフォルト(DF)を出し、これを逃さず錦織がブレーク。
この流れをキープして第1Sを6-4で先行します。

第2Sの第1Gは、錦織がギアー全開モードで、ナダルのサーブを攻め、又ラリーでは、
決めのボールを狙いますが、ミスを連発して自滅します。

ナダルは又も、サービスの第3Gで、DFとラリー戦のミスで、このGを失います。
1stの確率低下のナダルは、更に第5Gで、錦織に先手のラリー戦に持ち込まれて
このGもブレークされ、2ブレークダウンとなり、完全に錦織の流れとなります。
が、第6Gの錦織のサーブが崩れます。今度は逆にナダルがリターンを決めて、
このGをブレークバックしました。

その後ナダルは、第7.9GとDFを出しますが、錦織にブレークを与えず耐え抜き、
遂に第10G(SFS)を迎えます。

後半、押され気味の錦織は、このGでDFを出し、窮地に立ちますが、ラリーで
得点し、マッチポイントに1stが出て、第2Sも6-4で、宿願の難敵ナダルを撃破
しました。

この日の錦織勝因は、本大会初戦で見せた、コンパクトで切れの良いプレーと、
1stサーブの確率が2S中盤まで70%~台であり、常にベースラインからの速い
リターン攻勢を仕掛けたことにありました。


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