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「幽霊」タクシーに乗る怖いはなし [遭難事故]

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つい先日20日のニュースで、東北学院大の社会学ゼミの生徒が、実際に聞き込んだ話の
「幽霊体験」を卒論のテーマにして書いたことが報道されました。

その話は、大学院の3年女子学生の「K」さんが、1年間、毎週石巻市に通い、客待ちのタク
シーの運転手を捕まえて、震災後で気になる経験をしていないかを100人以上の運転手に
尋ねたもので、その内の7人が体験した不思議な話を語ってくれたと言います。

その一つが、宮城県石巻市のタクシー運転手が、震災後の初夏に石巻駅近くで乗り込んだ、
季節外れのコートを着た女性に「南はま」までと言われたので、「あそこはほとんど更地ですが
よろしいですか」と尋ねると、その女性は「私は死んだのですか」と震えるような声で尋ねられ、
後ろを振り向くと、座席には誰も乗っていなかったという話です。

作り話かと思われましたが、40代の別の運転手が、その8月に、厚手のコートを着た20大と
思われる男性を乗せ、バックミラーを見ながら、その行き先を尋ねると、指で前の方角を指し
たので、再度尋ねると「日和山」と一言話し、到着して振り向くと、そこには誰もいなかったと
いう話です。

それらの運転手の人の話の信憑性は、お客を乗せると運賃メーターを倒しますが、それを
集金できなければ無賃乗車扱いとして、自分が立て替えなくてはならないし、またその裏付
の運転日報も見せてくれた人もいたと言います。

Kさんは、この調査を通じて、一人一人の死の重みを感じたので、それを伝えたいと思ったと
語っています。

又、身内を亡くした運転手の方は、「こんな事があっても不思議ではないし、今度同じことが
あっても又乗せる」と話し、恐怖心ではなく、幽霊に対する畏敬の念を持ち、大切な体験とし
て心にしまっていたと言います。

このゼミに参加の学生7人が体験したその他の震災の犠牲者に関する論文をまとめて、
「呼び覚まされる霊性の震災学」の題で、20日、東京の新曜社から出版されたそうです。


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