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日本の5つの強みは本当の強みなのか [経済]

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日本は戦後、工業立国を掲げて成長してきましたが、戦後の高度成長が米国経済を
脅かしたことから経済摩擦が生じて、経済政策を、ドルを買い、円高に移行して輸出
競争力を低下し、更に賃金倍増計画で賃金を上昇し、それらで生産コストを押し上げ
ましたので、輸出立国は崩れ、国内の労働生産型の生産設備はその拠点を海外に
移転することになって、国内の工業設備は、穴の空いたドーナツ現象の現状にあります。

この縮小した生産環境状態の日本は、最早、工業立国からサービス立国に移行して
おり、これからの日本経済の成長構造が危ぶまれますが、このほど、中国メディアは、
日本の製造業は他国が太刀打ちできない絶対的強みの5大カードがあると報じています。

その1つは、トヨタ方式に代表される優れた「生産方式によるコスト削減」がある。
その2は、「顧客重視の経営」で商品市場のシェアを捉えている。
その3は、毎年「膨大な特許を申請」していて、日本を超える製品開発は相当に難しい。
その4は、「生産技術の高さ」であり、日本の生産設備と生産環境の高さにある。
その5は、「多品種少量生産」の生産能力にある。

これらのことから、日本は世界に誇る最強の5カードがあり、日本企業の強みである
としています。

これらを見ますと、過去の日本の姿を語っているように思います。

何故ならば、生産設備が国内にはなく、紛争や戦争などの事ある時は、これを動か
すことができないこと、そして少子高齢社会で人材の育成ができないこと。又、サー
ビス産業が栄えることは、生産国から消費国に移行していることで、経済が金融に
移行していること。などで、国の経済基盤が危惧する国になったと言えるのです。

スイスは、未だに工業立国を貫いています。モノとカネの比重を拡大ではなく、産業
再生による、質の高さを求める国に移行すべきではないでしょうか。


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