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経皮毒と近代社会の健康(1) [食品添加物]

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現在先進的と呼ばれる化学化された日用品は、消費者の希求する、快適性や利便性の顕在化によるものですが、この豊潤で多様な生活化学環境が、果たして人の健康に良いものとなっているのかを振り返って見ると、多分にその弊害が蓄積された時代になっています。

ここで、製薬会社で治療薬の開発に携わり、「どうしたら皮膚から成分を浸透させられるか」を長年研究してきた権威的「経皮毒」の存在の、薬学博士であります、竹内 久米司(たけうち くめじ)教授の、現場の経験から知り得る、これらの実態とその要点を考えてみましょう。

教授研究の「経皮毒」とは、人の皮膚から吸収される、人体に悪影響のある毒性物質を言います。
人の皮膚の構造を大別しますと、最外部の「角質細胞層」とその角質(セラミド)を支え、有害物排出作用を持つ「表皮」と、弾力を保つ「真皮」、脂肪組織の「皮下組織」の3層からなります。

現在治療や美容などに用いられる「経皮剤」は、この「表皮」の角層(油と水の重層)を、溶媒(水と油を溶かす有機溶剤と界面活性剤)や溶解剤から成る「合成界面活性剤」で、皮下に急速に浸透(分子量を500以下とし、非イオン(中性)化する)させて、脂肪組織に届ける役割を担い、その複合「経皮毒」成分は、この皮下脂肪組織に蓄積されてゆきます。

この脂肪組織の下層には、リンパ管や毛細血管が走っていますので、ここからの吸収された経皮毒成分は体内の細胞に血液で運ばれてゆきます。

卑近な事例としては、洗剤で手が荒れる、サリンの間接障害、最近では、南アフリカ・マラウィでの葉タバコの収穫でのニコチン被害など、これらの障害は多々に上ります。

また、日用品の経皮剤には、その品質安定のために、更に、安定化剤、防腐剤、抗酸化剤、着色剤などの合成化学物質が複合添加されています。
※医薬部外品に認可されますと成分表示は非表示となります。

これら関係の合成化学物質の、人体への「経皮吸収量」は、腕の内側の薄い皮膚の吸収量を、1、とした場合の倍率は、あごは1.3、額6、頭3.5、手のひら0.8、わきの下3.6、性器42、かかと0.14、の各部位比較となります。

なおその他に懸念されるのは、口腔内の歯磨きで、その「経皮毒」成分が、無防備の口腔内粘膜を通して直に皮下脂肪に蓄積されることです。


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