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大隅良典教授の「オートファジー」にノーベル生理学賞を授与 [ノーベル賞]

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大隅良典教授(東京工業大学栄誉教授)が長く重ねてきた「オートファジー」細胞内の研究に、ノーベル生理学賞授与で世界で一人の快挙です。

「オートファジー」とは、その機能から「自食作用」とも呼ばれ、それは、単細胞に存在するたんぱく質やミトコンドリアの劣化に作用する、リサイクルする遺伝子群を良好に制御して、分解したたんぱく質やミトコンドリアを新たに再生させる機能を持つと言われます。

この研究は、「オートファジー」の機能やそのメカニズムを突き詰める基礎的研究で、その後の応用分野は不明で、研究成果を目的の研究とは異なる影武者的な独創的な研究です。

しかし、この研究の解明から、単細胞の劣化は細胞の劣化に繋がり、老化を初め様々な疾病原因となることから、パーキンソンやアルツハイマー病の治療など、今後の研究の進展に大きな注目を集めているのです。

大隅教授は、これらの分野に対する研究費がこれまで年1%の削減を積み増していて、如何しても、国や大学の指向的人気の研究に予算が振分けられるので、日本の基礎分野への研究が縮小してきたことを懸念して、「政府は、あらゆる分野でイノベーションを起こし続けることを目指し、これら独創的多様な研究の支援をし、これらの人材の育成に取り組む必要がある」と提言しています。



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