SSブログ

車いすテニス 全豪オープン2024 男子シングルス 小田凱人が4強入り。 [全豪オープン]

スポンサーリンク




■3年連続年間グランドスラムを達成したディーデ・デフロート(オランダ)をいかに攻略するかという思いが、頭の中に常にある。目の前のボールに集中しながら、同時に「ディーデとの対戦だったらこういうふうに」とライバルとの対戦をイメージする。宿願を果たすまで、好調と浮かれるわけにはいかないのだ。
[車いすテニス男子シングルス準々決勝]
○小田凱人 6-3,6-1 ●ステファン・ウデ(フランス)

■小田が「今大会のキー」と位置付けた試合に快勝した。ウデには昨年の全米1回戦で1-6、1-6と完敗した。小田は「悔しいというか恥ずかしい思い出」として敗戦を胸に刻み込んだ。ショックを振り払うには当の相手に雪辱するしかない。「ようやくやれる」。楽しみにしていた対戦が実現した。

■全米のショックを拭い去るのは容易ではなかった。立ち上がりは「怖さ」がまさっていた。第1セット第6ゲームでブレークに成功、4-2としたが、それでもまだ、いけるとは思えなかった。第1セットを取って、第2セットも2-1とブレークアップ、次のサービスゲームの最初のポイントで小田はフォアハンドのウィナーを決める。「理想的で、自分でもしっくりくるようなボールがバチッと出た」。「よし!」という感じになったのは、ここからだという。

■小田が当日朝の不思議な体験を明かした。「ベッドから起きて足を一歩着いた瞬間、(試合を行う)キア・アリーナの情景が出てきて、自分がウィナーを取ったところがバッと出てきた。もうこれは、いけるって」。全米で味わった悔しさが4カ月半、頭のどこかに残っていて、吉兆の形であらわれたのか。3度目の四大大会制覇に向けて大きな関門を突破した。
(秋山 英宏)
スポンサーリンク





nice!(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 0