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外国人実習生の失踪増加の実態 [外国人技能実習生]

日本の「技能実習制度」で働く外国人の数は、昨14年で約80万人を数え、この8年間で、
年間約7万人の増加となっていますが、その実習先の建設や農業、漁業、介護医療、など、
「ブラック」な実習環境からの失踪者も年々増加の傾向となっています。

この〈技能実習制度〉とは、海外の発展途上国などの外国人を、最長3年に限って受け入れ、
技能や技術を学んでもらい、送り出し国の経済発展を担う人材を育てる目的で1993年に
出来たもので、その対象職種は、農漁業や建設、食品製造、繊維関係などの約70種あり、
その実習生数は、中国からの実習生が最も多く、約17万人(2014年末)で、全実習生の
約6割を占めますし、次いでベトナムの2割。フィリピン、インドネシアと続きます。

これらの国々からの受け入れ人数比率が多い順に、今年も国別の失踪者数の上位を占め
ますが、この失踪者の内の多くは、不法滞在しているものもおり、又、失踪後に難民認定の
申請をし、特別の在留資格を得ているケースもあると言われます。

「技能実習制度」適用の実習先企業は、実習生が失踪した場合は、入国管理局に報告が
義務付けられて居て、同省の調査では、12年の失踪者数は2005人だったものが、13年
には3566人、14年には4847人と年々増えてきており、今年は6月末までの半年で、
既に2790人を数え、その後も月ごとに500人を超えるペースで増加していて、11月には
初めて5千人を超えて、年間では6千人を上ると予想されています。

昨年の失踪者数では、最も多かったのは中国人で、3065人。ベトナム人(1022人)、
インドネシア人(276人)となっています。

同省は、実習生の数自体が増えているのに加え、スマートフォンなどを使って待遇の良い
職場探しが容易になっていることが失踪者急増の背景にあるのではと見ています。



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外国実習生から見たブラック企業大国日本 [外国人技能実習生]

先進国と言われる日本で、外国技能労働者の失踪が相次ぐ報道が継続しています。
今年10月末までに、最多の約5000人が、実習先よりいなくなっています。

外国技能労働者は、国が定める「外国人の技能実習制度」により、外国人労働者の育成と
確保を狙うものでありますが、その多くの場合、実習生の育成を傘に、その実態は、病院や
企業での低賃金労働者の確保となり、ブラック労働に付け、単純労働や長時間労働職場を
埋めています。

外人貧困層の若者は、先進国日本の面接選考を勝ち取っての職場就任で、当然、将来の
希望に満ちた若者たちですが、現実は思いのほか厳しく、徐々に脱落または集団失踪と
言うことになっています。

若者の技能実習者としての誇りに対するその職業は、その選択余地も無く報酬は、技能
実習の教育と言うレベルのものではなく、3Kの職場で、しかも最低賃金や現物支給で
働かされます。

国は、日本の生産年齢人口の減少を埋める、経済の発展に役立つ高度の技術を持つ
人材の育成を目指していますが、これらの実態から、日本は諸外国から孤の在り方が
批判されています。

顔は先進国一流ですが、その心は発展途上国の三流国並みで、非常に恥ずかしい
労働管理制度となっているのです。

これらは日本国の当制度と、中小企業が90%を有する企業受け入れ内容技能の実態が、
ミスマッチとなっている制度のために生じているもので、とても先進国の職場環境の
レベルに程遠い感があります。

ブラック企業は経営者モラルの低さであり、国際的に、産業界の恥であり、日本国民の
恥であります。



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ベトナム人研修生にヤギを食べさせた日本の恥部 [外国人技能実習生]

ベトナム人の研修生が除草用に飼われていたヤギを食べ、窃盗罪で逮捕されました。

ベトナム人被告は、岐阜県美濃加茂市の公園で、岐阜大学教授が市とともに、農薬の除草剤の
代わりになるか、16頭のヤギを除草隊として放畜して研究していましたが、その内の2頭が昨年
8月初旬に5人の被告に盗まれ食べられた事件です。

被告たちは、「日本で働けば通常勤務体系で、月20万~30万程度の稼ぎができる」と仲介業者か
ら紹介されて、自宅や土地などを担保に銀行から借金をして来日し、業者には150万円を支払い
来日し、長野県の農業会社に、トマトを育てる農業技術実習生として仕事につきましたが、その
勤務実態は、午前6時から翌午前2時まで休憩なしの勤務で、17時までは時給750円、それ以降は、
1袋1円のトマト袋詰めの来高払いで、1日1000分黒詰めの日もあったと供述しています。

宿泊には「寮」を与えられましたが、それは、農機具の保管所で、シャワーはあるがトイレはなしの
2㎡の場所で、しかも、2万円の家賃を天引きされ、手元には6万程度が残り、母国の仕送りを3~4
万円していたと言います。

借金返済をしなくては自宅などの担保を取られることがあり、7ヶ月間を必死で勤めましたが、耐え
切れずに飛び出し、愛知県日進市の土木会社に雇われるが、残留期間が切れた14年の3月に
解雇され、その後は、知り合いの同僚とともに悲惨な日々を送りながら過ごし、ベトナムでは常食の
ヤギを盗み食べたと言います。

これらは、来日労働者15万人の一部とは言え、人手不足と言われる3K部門の来日実習生の
悲惨な実態が継続して発生していて、この種の調査でその8割が労働基準法違反と言うニュース
は、世界の先進国日本の「恥部」であり、誠に恥ずかしく、日本人民の質が問われる問題であり、
徳業者と来日実習生の監督管理は、関係諸庁と地元行政の責任の不備と言わざるを得ないものです。




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