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B29爆撃機「エノラ・ゲイ」とトルーマン大統領の策略 [原爆]

原爆投下のB29爆撃機「エノラ・ゲイ」とトルーマン大統領の大罪は、今の日本では知る人が殆どいない状態に風化されている。

B29爆撃機「エノラ・ゲイ」は、ローマ・カトリック教司祭に祝福されて、太平洋のテニアン島から飛び立ち、1945(昭和20)年8月6日、「リトル・ボーイ」と名づけられた原子爆弾が広島市上空で炸裂し、推定20万人の死傷者が出ました。

8月9日には、英国首相チャーチルにちなんで名付けられた原子爆弾「ファット・マン」は、本来の小倉市に投下予定が、当日、上空が雲海に覆われていたために、第二目標の長崎がカトリックの聖地「長崎」に投下され、長崎の推定死者は、7万4000人と言われています。

日本はその他全国の無差別絨毯爆撃で、宗教施設は、神道3701神社、仏教4430寺院、キリスト教607教会が損壊しました。

カトリックの聖地「長崎」に原爆が投下されたことで、アメリカ・キリスト教会連盟は、原爆投下に対してトルーマン大統領に「多くのキリスト教徒は、日本の都市に対する原子爆弾の使用に深く心を痛めております。なぜなら、原爆の使用は必然的に無差別破壊をもたらし、人類の未来にとって極めて危険な前例となるからです。連盟会長オクスナム主教と同連盟の恒久的平和委員委員長ジョン・F・ダレスは、報道向けの声明を準備しており、明日、次のことを強く主張するつもりです。

原爆は人類に託されたものと見なすべきであり、日本国民に対して新型爆弾に関する事実を確認させ、降伏条件の受諾に十分な機会と時間が与えられるべきであること。そして、日本国民にこれ以上の原爆による破壊がもたされる前に、日本が最後通牒について考え直す十分な機会が与えられることを謹んで要請致します。」と抗議電報を打ちました。

これに対して、トルーマン大統領は8月11日の回答で、「8月9日付の電報を頂き感謝いたします。私ほど原爆の使用に心を痛めている人間はいません。しかし、私は日本の宣戦布告なき真珠湾攻撃と戦争捕虜の虐殺にも非常に心を痛めました。

日本人が理解する唯一の言葉というのは、私たちが日本人に対して原爆投下をすることがベストと思えます。

獣(beast)と接するときは、それを獣として扱わなければなりません。非常に残念なことでありますが、それが真実です。」と返信しています。

トルーマンは、日本人を「獣」と譬え、「人種差別」をむきだしにして原爆投下を正当化していることです。

この事実から、日本への米国の一連の空爆で喚起するべき観点は、

※原爆投下の目的が、日本文化中枢の皇居を含む日本壊滅作戦であったこと。
※ローマ・カトリック教の司祭に祝福されたこと。
※被爆犠牲者が30万人に及んだこと。
※真珠湾攻撃は米国に事前に知れていて、トルーマンは日本の降伏電の受け取りを遅らせ、これを口実に参戦したこと。
※日本を含め当時の欧米の白人種は、東洋人を黄色人種と差別し、特に日本を、「獣」扱いとしていたこと。

即ち、当時の米国は、西洋の植民地覇権政策の流れの中にあり、米国の参戦は、人道的観念に欠如した野獣的振る舞いであったことを、私たちは知るべきで、日本の正しい歴史の復活と情報開示が望まれます。



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先進7ヶ国(G7)の外相が平和記念公園原爆死没者慰霊碑に献花 [原爆]

広島で11日、先進7か国(G7)外相会合が開催されましたが、米国の広島に原爆を投下した
1945年以来初めて米政府関係者の中では最高位の米国務長官のケリー氏が、先進各国
外相と共に原爆投下の跡地につくられた平和記念公園を訪れ、被爆者の焼け焦げた衣服
などが展示されている平和記念資料館(原爆資料館)を訪問後、原爆死没者慰霊碑に献花
しました。

ジョン・ケリー(John Kerry)氏は報道陣に「衝撃を受けた」と次のように語りました。
ケリー氏は、平和記念公園を初めて訪れた米国務長官となったことについて「非常に大きな
名誉だと感じたとともに、感極まるものだったことを個人レベルで表明したい」と述べ、また、
平和記念資料館(原爆資料館)について「驚異的」で「人間としてのすべての感受性を揺さぶ
られる衝撃的な展示だった」と語り、また今回、広島を訪問したことでどんなメッセージを発信
したいかと尋ねられると、「すべての人が広島を訪れるべきだ」と述べて、ケリー長官は芳名
帳に「世界中の全ての人がこの資料館を見て、その力を感じるべきだ」。「この資料館は、
われわれに核兵器の脅威を終わらせる責務だけでなく、戦争そのものを避けるため全力を
注ぐ義務があることをあからさまに、厳しく、切実に思い出させる」。

「戦争は、最後の手段でなければならない。決して最初の選択肢であってはならない」など
と記しました。
ただ、被爆地訪問に先立ちケリー長官は10日、岸田文雄(Fumio Kishida)外相との会談で
「今回の訪問は、過去についてのものではない。現在と未来のためだ」と語ったと言います。

他方、ケリー長官に同行している国務省高官は同日夜、第2次世界大戦(World War II)中に
約14万人が犠牲となった米軍による広島への原爆投下について、ケリー長官が公式に謝罪
することはないと発言。「国務長官の広島訪問は謝罪のためかと聞かれれば、答えは『ノー』
だ」と記者団に述べています。

米国の戦勝者としての国益と、日本の敗戦後、統治司令部のGHQと日教組による、日本の
自虐的教育(自虐史観)を受けた国民は、戦勝国米国の行為や表現をどの様に受け止めるの
でしょうか。




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