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スポーツ界パワハラ相談窓口の現在 [ハラスメント]

スポーツ界での指導者による暴力行為で、一昨年大阪バスケット部の部員が自殺した事や、
その後の日本柔道女子部員の訴えなどで、大きな社会問題となり、日本体育協会はその
内部通報制度や相談窓口を、自体は昨年3月に設け、及び、その加盟の都道府県体協や
競技団体にこの相談窓口設置を要請してその再発防止策を進めていますが、朝日新聞社
がその後の進展を、全国47都道府県の体協に調査したところ、現在での日体協加盟58団体
での相談窓口や制度の設置は25団体と言う事で、その内の10団体は、窓口に弁護士などの
第三者に委託していると言います。

又日本体協もこの11月から、一般社団法人の日本スポーツ法支援・研究センターにの専門
相談窓口に、その業務を委託しています。
又、文化省もこの取組に参加して、トップアスリートを対象に、日本スポーツ振興会にその
相談窓口を設け、パンフレット3000部を配ってこの制度の普及を図っています。

しかし一方の、全国都道府県の地方団体では神奈川県だけ1県と言うことです。

神奈川県の体協は、今年の11月にその暴力行為に関する相談窓口と、連絡の利便な名刺
大の形態カード50万枚を体協登録者に配布し、相談窓口にも民間苦情処理対応の経験者を
設け、相談しやすい環境に配慮したとしています。
又、学校関係の暴力行為の相談は、教育委員会の管轄となるので、このカードには、神奈川
県教委の相談窓口も記載されています。

これらを見ますと、真だこの普及は始まった場からの感があり、特に自治体の遅れは、その
人材や予算不足にあると言われます。










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「マタハラ」に最高裁の判決にマツコ・デラックスが語る・・ [ハラスメント]

病院の理学療法士の女性管理職が、妊娠を理由に「降格」させられた事件で、男女機会
均等法に違反するとして訴えた「マタハラ」裁判で、高裁は、「降格処分」は違法として、
初の勝訴の判決の発表となりました。


「マタハラ」とは、「マタニティ・ハラスメントの略で、女性に対する嫌がらせで、男女機会
均等法に定める、妊娠や出産を理由としての解雇や降格、退職、転職の強要や、その
他に、仕事の増量や減量、妊娠や育児の時短勤務を認めないなど、女性に対する不利益
な扱いを指します。


タレント、マツコが語った、「男女平等」とは、今までの男性社会に、女性が男性に合わせる
ことを意味しているので、女が社会で「男に成る」のではなく、「女の権利」を男と同じるなる
社会がこなくては、本当の「男女平等」とは言えない。ことを意味します。


この内容に、女性が救われたことの反響は大きいものがありますが、歴史的に数万年も
積み上げられた日本(世界)男性の闘争社会は、未だ女性の特性を活かす職場環境が
整わない職場が殆どであり、単にそのことだけに焦点を置いて均一的にマタハラの善悪を
論ずることは適切ではなく、これからも産業と企業は、その両立する職場づくりを広げ、
女性に適した環境や職務制度などの整備をすることが正当であり必要なのことなのです。


今回の勝訴は、諸々の賛否の議論がありますが、それ自体は基本的なことで、方に対する
端的な違法行為であり、当然と言わなくてはなりません。


ただ、実際の労働現場には前記のような深さを持つ実労働環境が存在することで、相互に
各種の反感や意見が生じることもこれも当然なことです。


それは、家庭での育児に対して歴史的に不慣れな男性が、自己の特殊な面で、育児の
権利のみを主張し、授乳や家事に実力を伴わないのに似ています。


女性から見て、感情的又実態的に、不敵応な男性の育児生活を見るのと、同様の世界です。

日本は、世界経済フォーラムで、各国男女格差を発表し、世界142ヶ国中で、104位の位置
づけをされていますが、これは、女性の政治的参加や職場への参加や、管理職の登用率
などは、総じて日本男性に合理的で効率化した世界トップの職場に対するものであり、
それが先進国中、女性地位に対する最下位のランク付けとなっているのです。


このことで、日本政治の拙速な判断が、現在の職場を以て、恰も男尊女卑の国であるかの
ように決めつけるのは不合理で不適当なことで、前記でその一端に触れたように、日本の
素晴らしい女性の歴史的文化を無視しては、それこそ、国際的な、日本女性の誇りに対する
セクハラと言わざるを得ません。


男女の同権の考え方については、男女それぞれの特性と特徴を認知し、活用できる同権で
なくてはならず、これは、国際的な評価基準に比して、まだまだ共に未成熟な課題ではあり
ますが、それよりも、人として男女の権利の平等評価に値する、日本の標準基準を据える
努力に、長い道のりが必要と考えるものです。




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セクハラと言うけれど・・ [ハラスメント]

近年日本の諸々の場面で、セクハラの問題が、多くの人の注目を集めるようになっています。


そもそもハラスメントとは、harassmentの訳語で、「相手を苦しめること」「相手を悩ませること」
「相手に迷惑をかけること」という意味ですが、多くの場合、「いじめ」「嫌がらせ」「蔑み」を意味
しています。


これらの行為で、「人の尊厳や人格を傷つけ、不利益や脅威を与える言動」となること、「言葉や
態度による迷惑行為」となること、「相手を他の人から除外する」ことで、人に対する「人権侵害」
と「差別」の、不当行為となるものです。


これらの行為は、職場、学校、地域、家庭などの様々な場面で、ハラスメントの加害者と被害者を
生み出して、個人や社会に、大きな問題となっているのです。


ここで、最近のハラスメント類を列記して見ますと、以下のような多様なものがあります。

パワハラ(パワー・ハラスメント)、マタハラ(マタニティー・ハラスメント)、
アルハラ(アルコール・ハラスメント)、モラハラ(モラル・ハラスメント)、
アカハラ(アカデミック・ハラスメント)、スモハラ(スモーク・ハラスメント)、
スクハラ(スクール・ハラスメント)、セクハラ(セクシャル・ハラスメント)等で、

世界で大きな問題になってから日本で生まれたカタカナ英語です。


これらを改めて眺めて見ますと、あらゆる場面に、ハラスメント問題が潜んでいると言える
のですが、一人ひとりが個性のある人間生活の世界に於いて、対立する互いの感情は
付きものであり、又その程度のレベルも多様ですので、故にこれらの一つづつを特化して
取上げ、問題視することの、それ自体が問題であって、その取上げ方が、過敏、過激、
過剰であっては、互いの、ひいては人間社会の互いの疎外感を更に大きく悪化して行く
ものではないでしょうか。


確かに今、現代社会の利己的自由の権利が謳歌されおり、核家族社会の進んだ現代では、
自分の利益以外との関わり合いは鬱陶しくなる性格が育ち、些細な点でも受け入れられない
感情の齟齬が育っていて、人への思いやりと感謝への心が低下しています。


昔の家長主義の大家族であった時代や、その後の家族同居や、長屋などの雑居が当たり前で
あった社会では、隣人との付合いが大切な日課であり、家族内では、兄弟同士の喧嘩や言い
争いは日常茶飯事のことであっても、兄弟の仲裁が入るなど環境的な調整機能が働き、その中で、
自ずと人との絡み合いを覚えて、人格の向上や人の痛さが分かる思いやりの心が育まれてきた
のですが、現代は少子化や単身世帯が圧倒して多くなり、その社会環境の変化で、利己主張
優先の社会で、このハラスメント感覚の互いの範囲狭まり、感情的にもなり、又、可なり鋭敏な
問題となって、顕現化しているのではないでしょうか。


人を思いやる心の教育や、その社会環境を個々人が志すことで、互いに相手の粗悪な言葉の
意味を補完し容認して、共感を生み、その理解から、より和やかな人間関係を作ることで、感情の
ハラスメントの質から、知的なハラスメントの課題に変化してくると考えるのです。



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