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はやぶさ2が持ち帰った小惑星「りゅうぐう」の砂に・・ [宇宙探査機]

九州大などのチームは、探査機はやぶさ2が1年前に帰還した際の、小惑星「りゅうぐう」で採取した砂の試料分析で、約2万種類の有機化合物が含まれていたと、23日付の科学誌サイエンスにその研究結果を発表しました。

有機物とは、炭素を主な成分とする、生物体即ち、動植物を構成・組織する物質のことです。
因みに、無機物とは、炭素成分が存在しない物質のことです。

この約2万種類の有機化合物の内で、生命に不可欠なタンパク質の材料となるアミノ酸が、少なくとも20種類あり、有機物は宇宙から飛来した隕石が地球にもたらしたとの学説を支持する成果だとしています。

奈良岡浩・九州大教授(有機宇宙地球化学)は、試料中のアミノ酸は地球の物と、その特徴が異なるため、地上のアミノ酸がどこから齎されたかの謎は未だに解明されていなく、他の小惑星の試料も分析することが重要だとしています。



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太陽系に7個目の「輪を持つ天体」 定説覆す発見 [宇宙探査機]

カナリア諸島ラパルマ島にあるカナリア大型望遠鏡の高速カメラで観測された
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)は1月、地球から30億km以上離れた5個目の天体の小惑星「カリクロー」に、これを取り巻く輪を観測したばかりでしたが、これに続き、太陽系内の別の7個目の天体クワオアーにも輪があることを発見いたのです。

この2002年に発見されたクワオアー(Quaoar」は、直径約1100km(冥王星のおよそ半分)の準惑星候補となりますが、海王星の彼方、遠く冷たいカイパーベルト領域で太陽を周回し、「ウェイウォット」という名前の小さな衛星を持っており、これは、土星、木星、天王星、海王星、カリクロー、準惑星ハウメアに続き7個目の天体となります。

太陽系に7個目の「輪を持つ天体」の 定説覆す発見とは、惑星科学者たちは、輪が存在するためには、物質が凝集して衛星(地球の月のような)を形成するのを防ぐ潮汐力が必要ですが、そのためにはその輪は、その天体の近くにあることと考えられていたのですが、このクワオアーと輪との距離は、それまで可能と考えられていた距離の2倍もあり、従来の潮汐力の定説が覆るかもと懸念されているのです。



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小惑星探査機「はやぶさ2」6年の歳月から無事地球に [宇宙探査機]

6日未明、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、小惑星探査機「はやぶさ2」のカプセルがオーストラリア南部の砂漠に着地し午前4時47分に発見と発表しました。

「はやぶさ2」は、地球から22万キロメートルの地点の、地球と火星の間を回る小惑星「りゅうぐう」から採取の砂土を持ち帰る「サンプルリターン」に、「はやぶさ1」に次いで成功し、世界に日本の技術力を示す偉業となりました。

「はやぶさ2」の技術は、りゅうぐうの100キロメートル四方程度の着地予定区域内の着地に、19年2月と7月の2度に亙り着陸し、地表と地中の両方から砂をカプセルに取り込んだとみられ、同4月には地表に弾丸の打ち込みも成功して、りゅうぐうの砂土を持ち帰ったのです。

「はやぶさ2」の本体から切り離したカプセルは、最高3000度の熱に耐えて落下し、午前2時半ごろに大気圏に突入して流星のように一線で光走する「火球」となり、その後パラシュートで減速して、豪州南部ウーメラ地区の砂漠に降り、専用の密閉容器に入れて、早ければ8日にも日本に到着する見通しと言いわれます。

更に「はやぶさ2」の本体は、その本体の軌道を変え、再び新たな小惑星探査の旅に向かいました。

この地球上空でカプセルを切り離し、又次の任務に向かうと言う「はやぶさ2」の姿は、日本の優れた素晴らしい技術力の姿そのものでないでしょうか。

小惑星りゅうぐうの砂土からは、人類生成に係わる多くの貴重な情報が得られると期待されています。



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「あかつき」惑星探査衛星が軌道修正に奇跡の成功 [宇宙探査機]

惑星金星の探査機「あかつき」を管理する宇宙航空開発機構(JAXA)は9日、5年振りの
地球接近に、地球の引力を使い、金星への軌道修正に成功したと発表しました。

これは、去る2010年5月21日午前6時58分に、鹿児島県の種子島宇宙センターから国産
大型ロケットH2A17号で、日本初の金星探査機「あかつき」が打ち上げられましたが、7日
金星に接近しましたが、その周回軌道に乗せる事に失敗し素通りしていたもので、今回
8月7日に、姿勢制御エンジンを噴射して、金星周回軌道への再投入修正に、奇跡の成功
をしたものです。

この成功で、「あかつき」の中村正人教授プロダクトマネージャーは、大変時間は掛かり
ましたが、遂に「あかつきは金星の衛星となりました」とその喜びをかみしめていました。

又、探査機の軌道計算を担当した広瀬史子主任研究員は、この間のデータの収集を続け
「自分の計算が間違っていなかった」と、その重責を果たせた事に胸を撫でおろしていました。

日本初の金星探査衛星は、世界で初めて金星のデータを日本が世界に供給出来るもの
で、詳細な画像や従来の色々推論を実証できる事にもなり、その意義は非常に大きい
ものとなります。

科学責任者の今村剛准教授は、今回得られた金星の温度変化によると見られる雲の
弓型模様の画像など、「間違いなく世界トップレベルのデータ」と評価し、今後の観測で
十分な成果が見込めるとしています。

「あかつき」は、来年3月まで探査機を再確認をし、4月から2年間の本格観測に入ります。

尚、この陰には、小惑星探査機の「はやぶさ」と同様、「あかつき」のスタッフの一同の、
汗と涙による不退転の日々の努力が光っています。



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太陽系第8の惑星に生命の起源はあるか [宇宙探査機]

1801年1月3日、イタリアの神学者で在り、数学者で天文学者でもあるジュゼッペ・
ピアッツィが、シチリア島に16世紀半端にスペインが再建したノルマンニ宮殿の
パレルモ天文台で、恒星の中に異なる動きをする小惑星のケレスを発見しました。

このケレスとは、「大地創造の女神」の意味だそうで、この小惑星ケレスが、現在、
その言葉通りの、地球の生命の起源を解くカギとして、注目されているのです。

この天体は、「太陽系の8番目の惑星」ですが、この天体があまりにも小惑星であり、
その後その距離に多数の更に小さな惑星が存在することから、長い間惑星とは認め
られないままとなっていましたが、今年の3月、NASAの探査機、ドーン「DOWN」
(夜明け)がこの惑星に到達して、その映像と探査データーが送られたことで、その
実態が次々と解明されつつあります。

ケレスの直径は、952km、その質量は地球の1/6000と言うもので、9hの自転と、
4.6年の太陽系で公転をし、惑星間の距離の法則=ティティウス・ボーデの法則の
数式(0.4+0.3ⅹ2のn乗)で、2.8の距離となる、太陽系の火星と木星の間の、塵のよう
な小惑星の「スノーライン」と呼ばれる帯域を公転しています。

現在ケレスの核の元素やそれを取り巻く氷の層などが分析とその他の研究から、
地球生命創造の人類願望の接近に、大きな期待がもたれているのです。


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火星有人探査試験ロケット「オリオン」が宇宙に初飛行の快挙 [宇宙探査機]

昨、12月5日、フロリダ州のケネディ宇宙センターから、次世代宇宙船「オリオン」が火星に
向け発射され、ほぼ完璧な軌道に乗り、有人飛行試験機の初成功となった。

米航空宇宙局NASAの計画責任者のマーク・ガイヤー氏は、今後数週間から数ヶ月を
掛けて、この試験飛行で得られる非常に有益な情報を調べて、今後のオリオン宇宙船
に活かして行きたいと語っています。
また、ボーデン宇宙局長も、大きな一歩を踏み出したと語りました。

火星には、03年6月にカザフスタンから打ち上げられた、欧州宇宙機関(ESA)の「マーズ・
エクスプレス」無人探索機が今なお火星周回軌道を飛行して、地下の海の堆積物や氷の
分布などの貴重なデータを送ってきており、今回の「オリオン」とお見合いする事に成ります。

何れにせよ、今回の成功は、月面着陸後の有人用試験機で、帰還は米西海岸沖太平洋
の着水を見込んでおり、直ぐにケネディ宇宙センターに送られて、期待やでーターの詳しい
調査を行う予定と言われます。

次の有人探査は、17年後の2030年に計額されていますので、若い人たちは、初の人類
火星着陸を眺められる事でしょう。




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探索機ロゼッタの小型着陸機「フィラェ」世界初彗星チュリュモフ・ゲラシメンコに着陸 [宇宙探査機]

欧州宇宙機関(ESA)12日、2004年から10年間を経て、目的の小惑星チュリュモフ・
ゲラシメンコに到達し、ESAの探索機ロゼッタが、搭載していた小型着陸機「フィラェ」
を世界初その小惑星に着陸に成功しました。


人類の素晴らしい成果ですね。


この小惑星チュリュモフ・ゲラシメンコは、長さ4Km、幅3Kmの大きさで、惑星全体が
険しい凸凹の岩肌です。


  小惑星チュリュモフ・ゲラシメンコ


探索機ロゼッタは、その複雑な地肌の、重力の少なく、移動体など、極めて困難な
着地リスクを避けられ、その地肌に見事に接地し、そして、彗星表面の地肌画像の
送信を開始しました。


しかし、着陸機「フィラェ」の今後のリスクは、着陸機「フィラェ」を地面に固定する
ボルトが出なかったこと、そして、電力の消費が進んでいることがあります。


この彗星探索機ロゼッタの目的は、彗星の水や二酸化炭素、メタンなどとともに、
小型着陸機「フィラェ」が採集する、地面や放出ガスやチリなどからの物質で、4
6億年前の、太陽系や地球の成り立ちや生命の起源を探ろうとするものです。


日本の探査機「はやぶさ2」の宇宙航空研究開発機構のミッションマネージャー
である吉川真准教授は、今回の成功について、「はやぶさ2」が目指す惑星よりも
その距離が遠く、又重力が少ない惑星に到達し着陸させる技術は、より高度の
技術が必要であり、またその収集情報は、地球の起源を知る重要なデーターに
成るもので、それを期待したいと話しています。


また、「はやぶさ2」の科学責任者の名大渡辺教授は、欧州の科学者から、
探査の運用技術を得て、探査結果の情報を共有したいとしています。


これら目的は、人類のロマンでありますが、起源などの科学者の果てしない究明は、
今後人類が生存する限り絶えない「知りたい」欲求で、自然界への挑戦であり、
その究極端に人類は何を見出すのでしょうか?



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